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昼の部
・鳴神
・鬼平犯科帳「大川の隠居」
・釣女

・鳴神
初の染五郎上人。雲の絶間姫に芝雀さん。
実年齢もあって、全体を通して若々しい鳴神でした。
もう少し経つともっと良くなるかな、と思ったけど、最後の花道。
あれは、今の若さだからこそのスジと魅力でしょうか。
予想していたよりは、ずっと良かったです。
っていうか、最近の染五郎さんて何やらせてもキマるよね、すごく。
芝雀さんは、本当に品が良い。何を見てもそう。
これはきっと、ご本人の性格から匂い立つ上品な美しさなんだろうなぁ。
もうちょっと声が良かったら……とも思うけれど、この辺は個人の趣味なんで。

・釣女
歌昇さん(太郎冠者)の踊りの巧さに頭を下げて終わりました。
あと、吉右衛門さん(醜女)のひきだしの多さにあんぐり。
ついさっきまで、渋い鬼平だったのにーッ(笑)。
正直、踊りの演目は不得手だったけれど、これは楽しかったなぁ。
芝雀さんと錦之助さんの美男美女(美男美男だけど)も素敵でした。
二代目は、本当に姿がいい!
「二枚目」ってのは、こういう人のことを言うんだと思うよ。
大名某の錦之助さんが「高砂」を歌う場面で、
「キャーv 錦ちゃん!」とアドリブで突っ込んだ吉右衛門さんに拍手(笑)。

・鬼平
これね、いちばんの楽しみで行ったんですよ。お目当てはコレだったの。
そしたらまぁ、目も当てられない惨状が。
・吉右衛門(長谷川平蔵)
・歌六(船頭友五郎)
・福助(長谷川久栄)
・錦之助(同心酒井祐助)
・松江(同心木村忠吾)
・歌昇(小房の粂八)
・段四郎(与力佐嶋忠介)
・富十郎(岸井左馬之助)

これだけの面子を揃えておいて、何一つ面白くなかった。
そりゃ、一人ひとりを観ればいいよ。
生の鬼平が目の前にいるんだし、他の役者さんだって達者方ばかりです。
でも、それがバラバラなんやもん。
やりたいことはわかる。しかし要素を一度に詰め込み過ぎだ。
富十郎さんなんて、10分も出てないんだよ。

私見としては、脚本と演出が悪い。これに尽きます。
これを池波正太郎に見せられんのか!?と思う。
私が脚本家、もしくは演出家なら、恥ずかしくて見せられない。

1時間半の間に、原作1本を詰め込まなきゃいけないんだから、
登場人物を少なくして、もっと端折れる部分は端折ればいい。
あんなに暗転はいらない。こちらの集中力が途切れますよ。
各場面のストーリーテラーも饒舌過ぎ。「そう説明し切るな」と思ったもん。

あとまぁ、これはそれぞれの勝手ではありますが……。
何がそんなにおもしろくて笑っているのでしょうか(客席)。
文庫やテレビの鬼平で、それほど爆笑するシーンてある?
どっかんどっかん笑うから、台詞が聞こえないっつーの。
鬼平を始め、大御所が噛みまくりだしな……。

何しても、「すべてが過剰過ぎるほど過剰」でした。
本心、「一幕分の金返せ」と、未だ思っています。
歌舞伎にかけるってのは、本当に難しい。
だからこそ、もっともっとデリケートに扱って戴きたい。
ずぶの素人の観劇評ですが。


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