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@国立劇場小劇場
「歌舞伎音楽既成者研修発表会公演」てヤツです→公演内容

私と同年代の人たちが、日本文化を支えている姿を拝見しに行ったのです。
ただ単純に、素晴らしいことだなって思うんよ。
脈々と受け継がれてきたものに真摯に対峙してるってことがね。
普段はほんとがさつで、ツーバスのやかましいのとか大好物なんですが、
20代後半になってから急速に「日本伝統芸能」的なモノに興味を持ち始め。
なかでも特に、太棹(三味線)の音色に心惹かれております。
もちろん、それに寄り添う義太夫の声音しかり。要するに竹本ですな。

で、バンドやギタリストにそれぞれの個性があるように、
竹本の演者さん方にも同じようなソレがあるのです。
して、「ん?」と心打たれる太棹の方が、私の場合、全部同じ方だったと。
そのうえ、お顔を拝見したら、「また同じ顔だよ」だった、と(愚)。

ちゅう、ミーハー心も抱き合わせつつ、観に行ったですよ。
そしたら上手(竹本位置)が見切れて何も見えなかったよ!
もちろんね、音(声)は聞こえますよ。それだけでも充分な熱演でした。
でもさぁ、やっぱり演じてる姿も見たいじゃないの……orz
若手のお勉強会だから、普段は演(れ)らない演目だったりするのに……。
でも、きゅっと締まった濃密な義太夫だったと思いました。
嗚呼、だから尚更。しかも出語り(涙)。

終演後、出口で出演者の方々がお見送りしてくださっていました。
そこで今日初めて姿見たっつーの!

アンケートを回収箱に入れて、「ありがとうございました」と退場。
そのとき背後で、「へぇ…若い」と言われたような(爆笑)。
確かに、義理で昼寝しに来たようなご老体もたくさんおったが。

若手の舞台はチケット代も安いし、また次の機会にも参ります。

国立劇場@六月は「双蝶々曲輪日記」。
・「解説:歌舞伎のみかた」 亀寿
・「双蝶々曲輪日記−引窓− 一幕」
  扇雀
  孝太郎
  亀寿
  薪車
  竹三郎
  彌十郎 ほか


鑑賞教室への参加は初めてでした。
入ったら、普段では有り得ないくらいのキャーキャーピーピーで。
学生さん(多分高校生)が一階を占めていらはいました。
私は贅沢な使われ方をしている(苦笑)二階でゆったり鑑賞。
それでも普段よりもずっと学生さんが多かったな。
一等でも、通常の一幕と同じくらいの料金設定だしね。
上演時間も短いし、入り口にはぴったりやと思います。

解説は亀寿。
別に書くべきこともない(笑)。
高校生には、このくらいの「ちょっとお兄ちゃん」な役者さんが良いと思う。
薪車さんといい、いわゆる「若いイケメン」(死語)がいた方が、
初めて観るような人にとっては、取っつきやすいはず。
あとの「引窓」でも、亀さんが出た途端、客席が一斉に指さしてたもんね(笑)。


「引窓」。
竹三郎さんのお幸が、とても良かったです。
我が子と、我が子同然に育ててきた子との板挟みが切のうございました。
演目自体、好きなものなので、楽しませていただきましたよ。
扇雀さんも久し振りに拝見しましたが、やはり良いお声だ。


幕間に、2列前に座っていた男子(おそらく大学生)二人組が、
「オレ、普段LIVEとかしか行かないからさぁ。こういうとこ緊張する」
「歌舞伎とか、縁無さそうだもんなぁ」
と、肩を寄せ合ってボソボソしておりました。
キミらの後ろに、おそらくキミらよりLIVEに行ってるおばちゃんがいますが。
しかも、解説してるのなんて、むしろそっち寄りじゃないか(笑)。

大丈夫、門戸は広いのだよ、実は。
メタル大好きっ子な役者さんとか、ざらにいるよ。
今日、ご縁があって国立に来ていた若い人のなかで、一人でもいい。
「また観てみたいな」と思う人がいればいいな、と、若輩者は感じました。

昼の部
・鳴神
・鬼平犯科帳「大川の隠居」
・釣女

・鳴神
初の染五郎上人。雲の絶間姫に芝雀さん。
実年齢もあって、全体を通して若々しい鳴神でした。
もう少し経つともっと良くなるかな、と思ったけど、最後の花道。
あれは、今の若さだからこそのスジと魅力でしょうか。
予想していたよりは、ずっと良かったです。
っていうか、最近の染五郎さんて何やらせてもキマるよね、すごく。
芝雀さんは、本当に品が良い。何を見てもそう。
これはきっと、ご本人の性格から匂い立つ上品な美しさなんだろうなぁ。
もうちょっと声が良かったら……とも思うけれど、この辺は個人の趣味なんで。

・釣女
歌昇さん(太郎冠者)の踊りの巧さに頭を下げて終わりました。
あと、吉右衛門さん(醜女)のひきだしの多さにあんぐり。
ついさっきまで、渋い鬼平だったのにーッ(笑)。
正直、踊りの演目は不得手だったけれど、これは楽しかったなぁ。
芝雀さんと錦之助さんの美男美女(美男美男だけど)も素敵でした。
二代目は、本当に姿がいい!
「二枚目」ってのは、こういう人のことを言うんだと思うよ。
大名某の錦之助さんが「高砂」を歌う場面で、
「キャーv 錦ちゃん!」とアドリブで突っ込んだ吉右衛門さんに拍手(笑)。


は新橋です。
染五郎さん観られるのが嬉しいな。芝雀さんとの「鳴神」です。
一度、三津五郎+時蔵で観てますが、
この時蔵さんの雲の絶間姫が美しかった……。芝雀さんにも期待。

あと、鬼平っすね。松江さんのうさ忠ってどんなだろう。
イメージは、どうしても尾美としのり(笑)。

先月に続いて錦之助さんもご出演なので、これまた楽しみです。
ただ、朝早いのがな……orz

四月大歌舞伎
中村信二郎 改め 二代目 中村錦之助襲名披露

夜の部
・源平布引滝−実盛物語
・二代目 中村錦之助襲名披露 口上
・双蝶々曲輪日記−角力場
・新皿屋敷月雨暈−魚屋宗五郎

土曜だったからか満席。
新・錦之助丈は、角力場の放駒長吉/与五郎と、魚屋宗五郎の磯部主計之助。
とっても贅沢な配役でした。まさに良いトコどり。
すらりとした信二郎さん(と言ってしまう……)には、
与五郎がいちばん似合っていたような気がします。って、私の趣味ですが。
今回のお目当ては、この角力場での二役でしたから。
あと、立場的にそこしかない、のではあるが、
富十郎さんが濡髪って聞いたときは正直、「どないなんの?」と思いました。
イメージとして、どすんと大きな恰幅の良い人=濡髪だったので……。
ほら、富十郎さんて小柄でしょう。
でもさすがと言うか、オーラが違うというか、大きかったな(座ってる間は)。

普段は、いわゆる松嶋屋さん一門を好んで観ています。
が、時蔵・信二郎の萬屋兄弟は、別格というか何というか。
初めて「歌舞伎を観るぞ」と意識した舞台に、このお二方がいたからかも。
錦之助としての新たな門出に立ち会えたことを嬉しく思いました。
来月も新橋で錦之助さんですよ。


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